乳液・クリームの違いとオススメの選び方を現役化粧品研究者が徹底解説

近年では様々なスキンケアアイテムが開発されていますが、中でも乳液やクリームを長年毎日のスキンケアに使用されている方は多いのではないでしょうか?
乳液・クリームの使用は美容において非常に重要ですが、一方でどちらか一つのアイテムを使うという人もいれば両方使っているという人も存在し、使い方に対して疑問が生じやすいアイテムでもあります。
そもそも乳液とクリームにはどのような違いがあるのでしょうか?そして乳液とクリームの併用や使い分けはすべきなのでしょうか?
今回は皆さんが疑問を感じやすい乳液・クリームの違いやオススメの使い分け方・選び方について、現役の化粧品研究者が徹底解説します。
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乳液やクリームにはどのような成分が含まれているのか?
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乳液とクリームの違いって何?
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乳液とクリームって両方必要なの?
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乳液・クリーム製品をどのように選んでいけば良いの?
主に上記の疑問をお持ちの方に非常にオススメの記事となっています。
なお本記事は、現役の化粧品研究者として乳液やクリーム製品の開発に携わるこでまりさん(@Kodemari_424)に執筆頂きました。現役化粧品開発者ならではの視点で皆さんの疑問に分かりやすく答えて頂いていますので、ぜひ参考にしてみてください。
皆様はじめまして、【こでまり】と申します。今回初めて『Beauty Science News』に寄稿させていただくこととなりました。
私はなつなつさんと同じく、現役の化粧品メーカー研究員です。処方開発をメインで行っており、現在は化粧品(医薬部外品以外)・スキンケア製品の開発に従事しております。
化粧品業界歴はまだまだ浅いですが、化粧品が大好きで一消費者としてずっと愛用しております。そのため皆様と同じ目線で誰のために・何のためにこの製品を作っているのか、という原点を大切に日々業務に携わっております。
『Beauty Science News』を通じて皆様が今知りたい情報を提供し、化粧品を正しく・楽しく使って頂くべく尽力してまいります!今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
乳液やクリームに含まれる成分
さて本記事では、まずは乳液やクリームにはどんな成分が含まれているのか?という基礎的な内容から丁寧に解説していきたいと思います。
そもそも乳液・クリームに限らず、多くの化粧品は以下の3つの成分から構成されています。