注目の化粧品成分「バクチオール」の美容効果を解説!
この記事では「第2のレチノール」として注目される話題の化粧品成分バクチオールについて化粧品研究者が分かりやすく解説します。
なつなつ(化粧品・皮膚科学の研究者)
2021.02.15
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![](https://d2fuek8fvjoyvv.cloudfront.net/beauty-science.theletter.jp/uploadfile/6e14b93c-59cf-49ef-8043-ff0c20016d55-1642928978.jpg)
アンチエイジングに効果的と言われる化粧品成分にレチノールがあります。ですがレチノールは赤みやかゆみを伴うA反応と呼ばれる副作用が起こることが知られており、人によっては使いづらい成分であることは事実です。
一方で近年「第2のレチノール」として注目を集めている成分があります。それがバクチオールです。本記事ではバクチオールとはどのような成分なのか?そしてレチノールと比較したときの効果の違いや副作用の違いについて、論文情報を元に解説していきたいと思います。
バクチオールは比較的新しい成分であり、化粧品業界でも非常に注目を集めています。今回は改めてバクチオールの美容効果に関する論文情報を調べましたので、その内容について分かりやすくまとめてみました。
それでは早速解説を始めていきましょう。
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バクチオールとはどんな成分なのか?
![photo from canva](https://d2fuek8fvjoyvv.cloudfront.net/beauty-science.theletter.jp/uploadfiles/1613232213708811.jpg)
photo from canva
そもそもバクチオールとはどのような成分なのでしょうか?まずはバクチオールの化学的な性質について、レチノールと比較しながら分かりやすく解説していきたいと思います。