成分表示から読み解く「美容効果の高い化粧品」の見分け方を現役化粧品研究者が徹底解説！

化粧品パッケージの裏面に記載されている成分表示（全成分表示）。この記事を読んでいる皆さんも、一度は成分表示を眺めたことがあるのではないでしょうか？

成分表示は、皆さんが使用している化粧品にどのような成分が入っているのかを詳しく知るための重要な手掛かりになります。一方で様々な成分が多数並んでおり、どのように成分表示を読み解いたら良いのかわからない・・・と感じている方も多いのではないかと思います。

そこで本記事では現役の化粧品研究者が、成分表示の読み方や成分表示から効果のある化粧品を見分けるポイントについて分かりやすく解説します。

• 化粧品に成分表示が記載されている理由

• 成分表示の基本的な表示ルール

• 成分表示から効果の高い化粧品を見分けるポイント
  

主に上記の内容に興味のある方はこの記事が非常に参考になると思います。

なお本記事は、現役の化粧品研究者であるこでまりさんにご協力いただきながら執筆しましたた。化粧品開発者視点で成分表示の読み方を分かりやすく解説していますので、ぜひご覧ください。

まずは化粧品における全成分表示について解説していきます。全成分表示とは、文字通り「化粧品に含まれるすべての成分を表示する」というルールのことです。

化粧品の全成分表示は、基本的に商品の外箱や容器などに表示されています。後ほど解説しますが、少し前までの化粧品では全成分ではなく指定のある成分だけが表示されていました。しかし現在では、配合されている全ての成分の表示が義務付けられています。