摩擦は肌ダメージになる?化粧品研究者が真相を徹底解説!

近年、肌を擦らない(こすらない)美容法がネットやSNSなどで話題になっています。
いわゆる摩擦によって様々な肌ダメージが発生すると言われており、多くの美容インフルエンサーが「肌はこすらないのが重要!」と主張しているのをよく見かけますよね。
しかし肌を擦るだけで本当にダメージが生じてしまうのでしょうか?むしろエステやマッサージのように、肌を擦った方が良い影響がある場合もあるのではないでしょうか?
実は摩擦と肌の関係性についてエビデンスのある情報は極めて少なく、ネット上を探しても信頼性の高い情報はほとんど見つかりません。
そこで本記事では摩擦による肌ダメージの真相について、現役の化粧品研究者が論文等の科学的根拠に基づいて徹底解説します。
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摩擦によって肌ダメージは発生するのか?
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肌の摩擦に関する研究報告
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肌の摩擦に着目したスキンケア方法
主に上記の内容について気になっている方にオススメの記事となっています。
なお本記事は現役の化粧品研究者であるChankさんに執筆頂きました。「肌の摩擦」というこれまでエビデンスが不明確だった領域について幅広く情報をまとめて頂きましたので、ぜひ参考にしてみてください。
それでは早速解説を始めていきましょう。
摩擦による肌ダメージは存在するのか?
この記事を読んでいる皆さんの多くが「摩擦は肌に悪い」という感覚的なイメージをお持ちではないかと思います。
しかし肌を擦る程度で本当にダメージが生じるのか、むしろマッサージやエステに代表されるように、摩擦による肌への良い効果もあるのでは?と考える方も少なからずいらっしゃるのではないでしょうか?
ネットやSNSを色々と調べてみると、摩擦が肌にどのような影響を与えるのかについては、良い影響・悪い影響含め様々な説があるようです。
そこで本記事では、気になっている方も多い摩擦による肌ダメージの真相について、論文などの科学的根拠に基づいて分かりやすく解説していきたいと思います。