現役研究員が解説する世界の化粧品メーカーの研究トレンド

本記事では外資系化粧品メーカーの最新研究トレンドについて、現役の化粧品研究者が分かりやすく解説します。
なつなつ(化粧品・皮膚科学の研究者) 2020.10.26
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前回の記事では、国内大手化粧品メーカーの研究トレンドについて分かりやすく解説しました。本記事では国内から世界に目を向け、外資系の大手化粧品メーカーの研究トレンドを解説します。

特に現役の化粧品研究者である筆者が、研究開発現場の視点から各社の研究結果について分かりやすくご紹介していきます。

ぜひこれらの研究動向から、最新の有益な美容情報に触れてみて下さい。それでは早速解説を始めていきましょう。

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ナイアシンアミドが酸性条件下において皮膚細胞のオートファジーを活性化することを発見(P&G)

photo from canva

photo from canva

2020年4月、P&Gの研究グループは酸性環境下におけるナイアシンアミドの添加によって皮膚細胞ならびに3次元培養皮膚のオートファジーが活性化されることを発見し、European Academy of Dermatology and Venereology誌に論文を投稿、受理された。

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