ビタミンC化粧品の最適な選び方を化粧品研究者が徹底解説

ビタミンCは非常に高い人気を誇る美容成分です。皆さんも一度はビタミンC化粧品を使ったことがあるのではないでしょうか？化粧水から美容液まで、現在でも様々な化粧品にビタミンCが配合されています。

一方でビタミンCには様々な種類が存在し、自分に合ったビタミンC化粧品を見つけるのは非常に難しいです。そこで本記事では、ビタミンC化粧品のオススメの選び方について、現役の化粧品研究者が分かりやすく解説します。

• ビタミンCの種類と美容効果

• 現役化粧品研究者視点でのビタミンC化粧品の選び方

• ビタミンCとの併用がオススメの成分

主に上記の内容について、現役の化粧品研究者が解説します。なお今回は現役化粧品研究者として皮膚科学の研究に携わるエムさんに記事を執筆頂きました。

ビタミンC化粧品の選び方について非常に参考になる内容を解説いただいていますので、ビタミンCについて知りたい方はぜひご覧頂ければと思います。

皆さんこんにちは、化粧品研究者のエムです。前回のナイアシンアミドについての記事はいかがでしたでしょうか？お聞きしているところによると非常に多くの方に読んで頂けたようで、とても嬉しかったです！今後も皆さんの美容に役立つ情報を発信していきますので、是非楽しみにして頂ければと思います。

さて先日、同じく化粧品研究者であり、日々様々な化粧品に関する情報を発信しているインフルエンサーでもあるみついだいすけさんにご協力頂き、「皆さんが好きな美容有効成分」についてのアンケートを実施しました。

こちらのアンケートは7000人以上もの方に回答して頂き、ある程度世間の認識を反映した結果が得られたのではないかと思います。

結果としては、半数近くの方の支持を集めてビタミンCが第1位となりました。ナイアシンアミド・レチノール・ビタミンCの人気は同程度と思っていた私にとって意外な結果であり、改めてビタミンCの人気の高さに驚きました。

また同時に「その他」を選ぶ方が1割以下という結果から、この3種の有効成分の圧倒的な人気にも大変驚きました。この結果を受けて改めてドラッグストアなどを見てみると、確かにビタミンCを有効成分とするスキンケア商品が数多く販売されており、幅広い層からの人気にも納得しました。

そこで今回はこちらの結果を受けて、知名度も高く既に美容効果についてご存知の方も多いビタミンCについて少し踏み込んだ観点から解説していこうと思います。

上記のアンケートでもあえてビタミンC類という表記をしたように、ビタミンCには数多くの種類が存在します。ビタミンCは安定性や浸透性の観点から効果的に化粧品に配合するのが難しい成分です。そのため、市販の化粧品ではビタミンCの化学構造を変化させることで安定性や浸透性を高めたビタミンC誘導体が配合されていることがほとんどです。

このビタミンC誘導体には多くの種類が存在し、特徴も様々です。しかし製品としては「ビタミンC類を配合した化粧品」として一括りに売られていることが多いため、多くの方は成分の違いや特徴を知らないまま購入・使用しているのではないでしょうか？

今回はビタミンCのスキンケア効果を改めて解説しつつ、各種ビタミンC誘導体の特徴と、それぞれどんな方にオススメかを解説していこうと思います。是非最後まで読んでいただき、効果的にビタミンCを毎日のスキンケアに取り入れて頂けたら幸いです。

ではまず始めに、改めてなぜビタミンCがスキンケアに有効なのかについておさらいしていきます。